学校リサーチはプライオリティー(優先順位)を決めることから!

学校リサーチを行う際、特別にロケーションを限定する必要がない場合は、国をまたいでリサーチを行う必要があることは先に述べましたが、そうは言ってもアメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ等の英語圏だけでも1万校以上の学校が存在します。そこにヨーロッパを入れるとやはりすべての学校を確認することは現実的ではありません。

ではその数限りない学校の中から「どのようにして出願校を絞りこんでいくのでしょうか?」数限りない選択肢の中から意中のものを選ぶ時は、ご自身の希望に関してプライオリティーを決めることが重要と考えます。特に学校リサーチの際は下記のようなリサーチ条件が存在します。

コース内容:学びたいコースを提供している学校に入学したい!
ランキング:有名校に入学したい!
ロケーション:住みたい場所にある学校に入学したい!
生活環境:好みの生活環境を提供する学校に入学したい!

コース内容から学校リサーチ

コース内容から出願校を絞り込むことは、(特殊なコースを除き)難しいケースが多いです。例えば、MBAという多くの学校で開講している一般的なコースを希望した場合、北米、ヨーロッパ、オセアニア等でMBAコースを提供する学校を対象にリサーチをすると、何千校という学校が対象となってしまい、コース名で出願校の絞り込みができないのが現状です。ただ、例えばMBA コースの中でも、Art Administration、Business Analytics、Sports Business等の副専攻が選べるコースとなれば、特殊なケースとなりますので学校リサーチは楽に進むのではないかと思います。

ランキングから学校リサーチ

皆さんの最終学歴となる大学院、できるだけ高学歴を証明できる学校を探したいのは当然のことだと思います。その際有効活用できるのが世界的に知名度のあるランキングです。世界的に知名度のあるランキングは大企業の人事部でも参考に使用されていますし、もし就職面接の際審査官が海外の学校について知識がなく、皆さんの卒業校のことを知らなかったとしても、そのランキングを持参することによって卒業校の客観的な評価を提示することができます。そのため、出願校選びで国際的な知名度のあるランキングを参考にすることは必然だと思います。

国際的に認知度の高いランキング紹介
・ The US News (アメリカ)
・ Financial Times (アメリカ)
・ The Sunday Times, Good University Guide (イギリス)
・ Times Higher Education, World University Ranking (ワールド)
・ ARWU: Academic Ranking of World Universities (ワールド)
・ Maclean's Universities Ranking (カナダ)
詳しい世界大学ランキングの解説はこちら

ロケーションから学校リサーチ

次に留学したいロケーションから学校リサーチを行う方法です。せっかく海外留学をするのですから行きたい場所、住んでみたい場所に留学したいと思うのは当然のことだと思います。もちろん特定の都市へのあこがれといったものから気候等の生活環境、学校規模や学生寮の有無等学園生活における希望まで様々です。ここでは生活環境及び学生生活から出願校を選ぶ方法についての考え方について解説したいと思います。

生活環境について

皆さんの留学中の生活環境は、留学するロケーションによって大きく異なります。これは非常に重要なことで、短くても1年間、長い方だと2~3年間は生活する場所ですから、理想の場所ではなかったとしても、最低限モチベーションをもって勉強できる環境を選ぶ必要があります。その際最も気を付ける必要があるのは、都市部か田舎部か、そして気候についてです。

都市部か田舎部か

日本でもそうですが、海外でも都市部、地方都市、どちらを留学先として選択するかによって大きく生活モデルは異なります。一つは現地での車の必要性など交通機関の充実度、次に日本への距離(航空費用)、最後に生活費です。例えば車の運転が苦手な方がアメリカの田舎町へ留学する、またはできるだけ費用を抑えたい方が大都市へ留学する、といったことは事前リサーチのうえ控えた方が無難です。

気候による環境の違い

次に生活環境で検討しなければならない条件は気候です。気候は学校リサーチの際に軽視してしまいがちですが、私は最も重要な条件の1つと考えています。なぜかというと、留学におけるストレスはほとんどが生活環境が原因ですが、特に気候に関係したストレスが問題になることが多いからです。気候からくるストレスを理由に卒業前に帰国されるケースが毎年起こっています。

海外大学院サーチサイトから学校リサーチ

次はいよいよ具体的な海外大学院のリサーチ方法を国別に紹介していきたいと思います。海外の大学院をサーチできるサイトには数多くのサイトが存在しますが、その運営元や運営目的は様々で、サーチサイトの運営側の思惑が検索結果に非常に強く影響するサイトも存在します。

まずはサーチサイトの種類を知り、必要に応じて効率よく使用することが重要です。特に昨今ではこういったサーチサイトは無料で誰でも利用することが可能ですので、運営元の思惑に惑わされず、フラットな情報を入手することは意外と容易ではありません。そのためここでは海外の大学院サーチサイトの種類を詳しく解説したいと思います。各種学校サーチサイトの結果を鵜呑みにせず、必ずそれぞれの特徴、使用における注意点を理解したうえで必要に応じて利用してください。

海外大学院サーチサイト紹介

現在多くの海外大学院サーチサイトは民間企業が運営、管理を行っています。そして使用者は特別な登録もなくいつでも無料で使用することが可能です。ではなぜ非営利団体や公的機関でない民間企業が無料でそういったサーチサイトを提供するのでしょうか?

それはそのサイトによって利益が発生するからに他なりません。営利団体である民間企業がボランティアで海外の大学院に関する膨大な情報をまとめて無料で提供するということはありえません。なぜ利益が上がるかというと、掲載スクール(サーチ対象スクール)から掲載費をもらっているからです。もちろん通常掲載費の額やサーチサイト運営企業によってサーチ結果の順位は変動しますし、各校の露出度も大きく異なります。そのためサーチ結果に対しては十分注意する必要があります。

・ GradSchools.com
https://www.gradschools.com/
・ Peterson's Graduate Schools
https:// www.petersons.com/
・ US News
https:// www.usnews.com
・ Graduate Prospects
https:// www.prospects.ac.uk/

海外大学院サーチサイト紹介(非営利・行政法人が運営)

非営利で運営されている海外大学院サーチサイトは、上記民間企業運営の海外大学院サーチとは異なり、中立な立場で運営されているので検索結果に関してそれほど注意を払う必要はありません。通常各国の留学支援を行っているページで検索を自由に行うことができます。ただ通常留学先(国)別に運営されていることが多いので、国をまたいで学校リサーチを行う場合はいくつかのサーチサイトを並行して利用する必要があります。